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2015.10.16

プレスリリース:映画『手をつないでかえろうよ』制作発表@京都国際映画祭2015

川平慈英logo_medium



“生のエネルギーと輪廻”をテーマに人気舞台を映画化、来年5月よりロードショー
主演に川平慈英、5月に急逝した今井雅之が脚本、アップスアカデミー主宰の奈良橋陽子が監督をつとめる

国際的に活躍する俳優の養成機関アップスアカデミーを擁し海外映画のキャスティングにおける国内最大手の一社である株式会社ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオ(本社:東京都新宿区、代表:奈良橋陽子、以下「アップス」)は、本日、京都国際映画祭2015において、代表の奈良橋が監督を務めた映画、『手をつないでかえろうよ』の制作発表を行いました。


会見には、監督の奈良橋陽子、プロデューサーの野村祐人、主役の尊 真人(タケル マコト)役の川平慈英が登壇し、映画の見どころや映画化に至ったいきさつなどについて語りました。

川平慈英、奈良橋陽子、野村祐人

『手をつないでかえろうよ』は、今年5月に急逝した、俳優で演出家・脚本家でもある今井雅之氏が2009年に舞台化し、このたびの映画化においても脚本を手がけています。映画化にあたり、アップスでの教え子でもあった今井氏の遺志を引き継ぎ、奈良橋が監督として総指揮を執り、川平慈英をはじめとしたアップス卒業生や、今井氏にゆかりのある俳優陣がそろいました。『手をつないでかえろうよ』は、生のエネルギーや輪廻といった「生と死」という重厚なテーマをモチーフにした作品で、2016年5月より公開予定です。

手をつないでかえろうよロゴ


■『手をつないでかえろうよ』
・ あらすじ
主人公は軽度の知的紹介のある男性、真人(川平慈英)。中学で「特殊」学級に入った真人は、ばかにされたりいじめられたりしながらも、同じ障害のある女性、咲楽と出会い、ぎこちない愛情表現を交わしながら、やがて結婚する。
真人は咲楽を守るため、罪を犯してしまう。咲楽との約束だった新婚旅行を思い起こすように、真人は京都府天橋立から伊勢神宮へ一人で車を運転して出かける。
そこにヒッチハイクで、おしゃべりな女性、麗子が乗り込んできた。彼女は車の中で真人に、「神とは?歴史とは?人間とは?」と問いかける。そして、咲楽が残した、「エッチと銭の間にあるものってな~んだ」というなぞなぞへの答えが、浮き彫りになっていく。
そして伊勢神宮についた時、麗子が車の中に置き忘れていった箱には思いがけないものが入っていた・・・。


■ 作品について
今年5月に急逝した今井雅之が脚本を手がけ、今井の遺志を引き継いで奈良橋陽子が監督として総指揮を執り、今井にゆかりのあるキャスト陣をそろえて完成させた。生のエネルギーや輪廻といった「生と死」という重厚なテーマをモチーフにした作品。
キャスト: 川平慈英ほか
監督: 奈良橋陽子
製作国: 日本
製作年: 2015年


■株式会社ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオ(United Performers' Studio/アップス)について:www.upsnews.co.jp
1984年創設。国際的に活躍する俳優の養成と海外映画のキャスティングを手がけています。別所哲也、藤田朋子、川平慈英、今井雅之、加瀬亮、大門裕明、塩屋俊、時任三郎、田中利花、尾崎英二郎などと演技を通じて交流し、ともに歩んできました。1998年にはニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスのような俳優養成所として、2年間または3年間で本格的に演技を学ぶことのできる“アップスアカデミー”を設置。第一回の卒業生にはオダギリジョーがおり映画や舞台、テレビで活躍しています。キャスティングにおいては『ラスト サムライ』『SAYURI』『バベル』『終戦のエンペラー』など多数のハリウッド映画に参加しています。


アップスは、世界をマーケットとするこうした舞台企画や海外映画のキャスティングを主に手がけてきただけでなく、世界で広く用いられているメソッドを使い、海外で活躍できる日本人俳優を教育する俳優養成所としてこれまで多くの実力派俳優を輩出してきました。奈良橋がキャスティングや英語指導を行った渡辺謙や菊地凛子など、アップスを経由した日本人俳優が米アカデミー賞にノミネートされるまでになっています。


この10年ほどは、特にアメリカ映画において、国際的に通用する英語で演技のできる日本人起用のニーズが高まっています。アップスでは、こうした要望に応えることのできる、日本で唯一のグローバル俳優養成機関として、世界のトップスターと伍するレベルに日本人俳優の良さと可能性を引き出すことで、国内外の映画や舞台作品にこれからも貢献していきます。